本当の絶望は私しか知らないと思ってる

何かを表現したいと言う気持ちはあるのに、どこにも発散できないし、いつまで経っても思想と行動が一致しなくて私ってなんなんだろうと思っていたら成人していた。

義務教育時代から自我を持って世界と戦ってきた人には一生経っても追いつけない。

 

神様だと思っていた表現者のあの人も、唯一の心の拠り所だったあのバンドも、ずっと世界と戦っていた。戦っていいのだということすら知らずに絶望の中で自分を殺し続ける方法しか知らなくて、社会に収まるために頑張って自己啓発本やらを読み漁り何年も時間を無駄にした私とは違う。何十万をかけて自己理解プログラムなんかを受けて自分を取り戻そうとしていた私って何?生きてるのが恥ずかしい。

 

生きていくためには自分に優しくして社会と仲良くやっていく方法を見つけならねばならないけど、表現者はそんな社会に背を向けて修羅の道を歩むことができる代わりに常識クソ喰らえ、という感情を仕事にお金に変えられる最高の博打の仕事で、私は表現者になりたかった。けど、表現者になる覚悟も行動も足りなくて、社会に適合するために自分を歪めるしかなくて。私はいつもなれないものにばかり憧れている。

 

クラスで1番可愛いあの女の子とか、大きな声で笑ってるギャルの女の子とか。そういうものが大好きで心の底から憧れてるのに、ガリ勉で真面目で大人しく先生の言うことをちゃんと聞くいい子だったから、なれなかった。今の自分とあまりにもかけ離れているから、可愛い女の子になりたかったと希望を口にすることすら憚られる。

 

だって、絶望を歌っているあの歌手だって体を売った金でホストに貢いでいるあの子だって、自分の発言と行動が一致している時点で、確実に私よりマシな人生を送っている。

発達障害障害者手帳持ちの高卒無職で毒親育ち、虚弱体質、可愛くない。頭が悪いから周りの会話にはついていけないし、虚言癖持ちで自分がなくてすぐ流されるから友達なんて出来ないし、恋人なんてもっての外。

アスペルガーだから性格も可愛くなくて誰にも恋愛対象として見られたことなんてない。年齢=恋人いない歴だし、人が恋しすぎてタダでおじさんに体を売ったことがあるなんて、誰にも言えない。死んでしまいたい。

自分が加害者側の人間という自覚があるからこそ、加害者側の人間こそ本当に福祉に繋がるべきだと思う。

 

私みたいな本当の意味で終わっている人間は福祉に繋がれながら自分が安全を感じられる場所で、周りに守られながらルール守って過ごすのが1番良いってわかっているんだけど、もう本当に社会で働くのが嫌でしょうがないんだよね。今までいい子ちゃんを演じすぎた反動で、今更反抗期が来てしまった。もっと早く反抗していれば。

生まれつき脳みそがおかしいから、自分が自分じゃない状態で殺し続けないといけないのが本当にゲロ吐く辛い嫌で。オフィスカジュアルなんて何にも可愛くないし。生活保護しかないんですよ、本当に。いい子ちゃんでいる事を頑張りすぎたから分かってもらいたい気持ちが強すぎて、もう誰にも指図されたくないし、我慢することが苦痛すぎて耐えられない。

 

本当の絶望を知っているのは自分しかいないという確信があるから、こんなに気持ち悪い人いるんだという安心材料をお金に変えて見せ物小屋で働かないだろうか。ヘルタースケルターのりりこになれるように頑張ろうと思う。